30Apr
プレスリリースは、発信者側よりも、受け取る側の記者に委ねられます。
有効なプレスリリースかどうかは、記者およびメディア側の判断になります。
記者から見て、ニュースの素材としての価値があるか?どうかが問われます。
ニュース性の無い資料を、プレスリリースと称して送っても、取り上げてもらえませんね。
ニュース性とは、一般的に新規性、独自性、社会性/時流です。
これを全て満たすのは難しいかもしれませんが、1つでも該当する情報がないと有効性は難しいですね。
一般的に、プレスリリースを出しても記事になるのはごく一部です。
最近、その割合がますます下がっているようです。
記事掲載という結果に至らないことの方が多いのかもしれません。
記者の元には、毎日多数のリリースが、様々な団体や機関から送られてきます。
人にもよりますが、数百件のリリースが届き、新聞記者では記事を書くのは2-3本程度ではないでしょうか。
ある意味、記事になるのは約1%程度の確率です。
99%のリリースは、結果が伴わないものになっているのです。
でも、その99%は決して無駄ではありません。
記事になる以外にも副次的に様々なメリットがあります。
そのため、プレスリリースは出すことには十分に意味はあるのです。
でも手間ヒマかけて、リリースを作成して発信するのですから、
成果に結びついてほしいものですよね。
記者は送ってプレスに関して、一々これはニュース性が無いからダメでした。
とは、一々教えてくれません。
黙って無視されて終わりです。中味を読んでもらえていないケースも多いと思います。
たとえば、野球にたとえると、打率が3割のバッターなら優秀選手です。
3回バッターボックスに立ち、1回でもヒットを打てば一流選手です。
よって3割打者を目指し、10本中、3本くらいは記事にしたものです。
私としては常々5割を目指すようにしています。
また記者から見ると、毎週連続してリリースが送られる大学に対しては、だんだん関心を持ってくれるはずです。
もし、半年間毎週プレスリリースを送り続けることができたら、その大学への認識が変わります。それは大きな成果です。
プレスリリースは広告に比べれてると、圧倒的に少ない予算でメディアを活用できます。
効果の見えない広告に多額の予算をかけるよりも、手間は掛かりますが、はるかに有効なツールです。
ぜひ有効なプレスリリースを継続的に発信することを実現させる活動に取り組んでいきましょう。