24May
皆さんの大学では、効果的な取材をしていますか?
取材ができることは、広報活動において恵まれた機会になるものです。
1回の取材は、5回のプレスリリース分に価値があるかと思います。
結果的には、それ以上の効果にもなります。
効果的な取材対応おいては、いくつかのポイントがあると思います。
①事前準備、➁当日の対応、そして③取材後のフォローです。
大学で研究活動に関する取材を受けることになったとします。取材に向けてまずは事前準備が大切です。
①事前準備に関して
取材対応として、いつ、だれが、どこで、どのようにして取材をおこなうのか、企画準備を考えます。
・説明者
研究関する場合、記者への説明するのは、研究チームの代表となる先生が担当することになると思います。また実際に担当している若手の先生も同席することになるかもしれません。
その際に、説明の準備をお任せにするのではなく、できるだけ事前のレクをした方がいいです。
説明内容の準備は担当の先生へ任せるとして、記者へ何をどのように説明してもらうのか、事前に説明資料を含めて、広報が確認してチェックすることが必要です。
取材本番で初めて広報が資料を見て、不適切は表記や紹介があることを知って記者の前で慌てることがないように確認をすることが大事です。
・説明内容
研究の場合、記者がその説明や資料を理解できるだろうか?
また記者の知りたいこととギャップがないか?
記者がわからない説明をしてしまうと最悪は記事にならないこともあり得ます。
そのためには、取材に来る記者の経験や専門分野、知識レベルなどをできるだけ事前に調べておくことが必要です。
新聞記者なら、記名記事などを調べれば、どのような記事を書いているか。その実績を調べることができます。
それには、日経テレコンの記事検索が有効です。http://telecom.nikkei.co.jp/guide/
日経テレコンは、本ブログの参考情報でも紹介しています。
これは広報の役目で、それを説明担当の先生とも予め共有する必要があります。
すでに、自学の記事を書いた経験があればいいのですが、初めて取材に来るケールが増えています。
そして、記者さんは必ずしも、その分野の専門家ではないので専門知識があるとは限りません。
・提供情報(データや図表、写真)
どんな資料を提供するか?という点です。
いい記事を書いてもらうためには、基本的にはなるべく積極的に豊富な情報提供をした方がいいです。
ただ資料などが膨大で情報が多過ぎるとかえって、大切な情報が埋もれてしまうので、必要以上に情報量が多くない方が望ましいです。
すでに、当該のプレスを発表していれば、その資料を持っていると思いますが、
過去の関連の情報なども提供できるように用意しておいた方がいいでしょう。
・その他注意点:オフレコは無し
基本的にオフレコは利かないので、話したらり紹介した情報は全て書かれることは説明者にもよく自覚しておいてもらい、注意する必要があります。
また記事の事前確認はできませんので、それを要求することがないようにしておきましょう