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大学広報アドバイザー・ブログ

4.本当の広報活動をしていますか?

  • 2021
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大学広報関係者の皆さん! 本当の広報活動をしていますか?

新型コロナの第四の波と、変異株の拡大の対策として、3度目の緊急事態宣言が東京をはじめ関西の計4道府県に発令されました。令和3年度の新年度・新学期が始まったばかりです。大学もようやく対面授業が始まったばかりのタイムミングで、今後の授業や運営への影響が気になります。

こんな時期だからこそ、広報の役割は、ますます重要になります。

そして、今こそ、本当の広報活動の展開が求められます。皆さんの大学では、どうでしょうか? もちろん、YES !とお答え頂けるといいのですが・・・。

実はなぜ、こんな質問をするのか?と言うと、私の経験からですが、大学の広報活動のサポートを始めて以来、違和感をに感じたことがあったからです。

たとえば、広報部門が付き合うのが、メディアの記者でなく、営業マンと主に付き合っていることにでした。

企業広報の経験から、広報が付き合うのはメディアの記者であり、営業ではありません。
営業マンは、向うから黙っていても来ますが、記者は待っていても来てくれません。

記者と会うためには、ニュースの素材となる情報を用意をする必要があります。
それがプレスリリースであり、取材などのプレス対応になります。

そこには基本的に費用は発生しません。
ニュースは費用を出して書いてもらうものではなく、
メディア独自の各編集方針によって、ニュースをメディア側が判断します。

取り上げられると記事として広く紹介されます。記事として採用はメディア側の判断に委ねられます。

これは、企業でも大学でも同じです。
ニュース性のある情報は、タダで紹介してもらえるのです。とても有難いですね。
この仕組みを利用するのが一般的な広報活動です。

マスメディアに記事が紹介されれば、多くの読者に広く読まれて、大学の存在や活動が知られます。
数万~数千万人に伝えられる可能性があります。
全国紙なら数百万部以上の発行部数があります。地方紙でも数十万部、業界紙でも数万~数十万です。

ネットニュースであれば、より広く情報が拡がる可能性もあります。
そして、主要メディアの記事には、媒体の信頼性という価値が備わります。

メディアのお墨付きとなり、信頼が上がります。

大学が自身でいくら特色をアピールしても、それは自分本位の単なる宣伝に過ぎないものです。

広告は嫌らわれます。スルーもされます。
TVの録画でもCMのスキップ機能がありますね。

同じメディアで紹介されても、ニュース・記事と、広告では、まったく意味と価値が異なります。

この点を認識して、メディアのニュース掲載の実現により価値ある情報として紹介されるチャンスを掴むことが大事です。その働きかけを積極的にしてほしいと思います。

効果的な広報活動により記事が掲載されると大学の認知度と社会的評価が高まります。

 

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