選ばれる大学の広報活動とは？

前回、広報の仕事におけるプレスリリースについて、その目的や役割に触れました。
大学の広報担当の皆さんは、プレスリリースを実際に作成・発信していますか？

今では多くの大学から、プレスリリースが発信されるようになりました。
十年前には、プレスリリースを継続的に発信している大学は２－３割程度だったと思います。
今、大学で最も活発にプレスリリースを発信しているのは、近畿大学だと思います。
近大マグロで有名になった、大学としては派手な広告展開で注目されていますが、
それよりも、近大広報の凄い点は、プレスリリースほぼ毎日のように多数発信しているこにあると思います。
これにより、人気を高めて多くの志願者を集めているのだと思います。

私は経験上、広報活動においてプレスリリースは最も重要なツールであると考えます。
広報にとっての１番の仕事とは、プレスリリースを出すこと。とも言えます。
これは企業でも、大学でも、また自治体や各種団体、機関、まったく同じです。

ではプレスリリースにおいて、大事なことは何でしょうか？
それは記者が書ける情報を、書ける記者へ届けることです。
当り前かもしれませんが、これを実際にできるか否かで、結果が変わります。

プレスリリースは、記事を書いてもらうために情報提供するのが目的です。
記事として紹介されることが目的ですが、その結果は簡単には成立しません。
現実には、簡単には記事が掲載されるとはいきません。

無暗に作成して、適当に発信しても、記事という結果に結びつきません。

今は、誰でもプレスリリース発信すことはできるのですが、
でも有効なプレスリリースが、どの程度発信されているかとういう点では課題が多いと思います。