6May
プレスリリースが一般的になり、多くの大学でも使われるようになってきています。
ただ反面、その中身には課題があると感じます。
プレスリリースと言いながらも、ニュース性の乏しい、単なる広告・宣伝チラシ的なものも見受けられます。
本来、ニュースを書くために必要な情報を提供するための資料がプレスリリースですが、
その主旨を満たしていないようなものが見受けられます。そしてその傾向が強くなっています。
勝手にプレスリリースと称して、記者へ送っても
記者からすると、期待に沿わないようなものでは、記事にならなくても当然です。
記者からしても、いい迷惑ですね。
長くお付き合いしている記者さんから、嘆きの声を聞くことがあります。
それは大学に限らず、民間企業でも同様の傾向があります。
記事はメディア側に主導権があり、彼らの基準で判断されるので、
発信者側には、それに合わせて情報提供する必要があるのです。
報道の世界は、結構封建的な面があり、独特の体質があります。
また独自のお作法的な慣習などもあります。
それを理解して対応していく必要があります。
プレスリリースも、その報道の世界の体質の中で、記者の関心を引く資料を作成する必要がありますね。
大学が、発信者の論理で自分勝手な方針や表現で作成しても、取り上げられずに終わってしまいます。
そのような、もったいないことにならないようにしていくことが必要です。
今、プレスリリースの書き方を紹介するツールや書籍なども増えています。
まずは基本的なルールは、理解しておく必要があると思います。
ちなみに、広報に関する本は最近は色々とありますが、まずはオーソドックスに広報活動とプレスリリースを紹介している次の本をおススメします。
①広報担当者のためのプレスリリースの書き方
共同通信社 (編集)
➁最強のビジネス文書 ニュースリリースの書き方・使い方 (宣伝会議養成講座シリーズ) 井上岳久 (著)
③紙を書いてマスコミにPRする方法 坂本宗之祐 (著) 自由国民社
https://www.jiyu.co.jp/shumiseikatsu/detail.php?eid=02638&series_id=s01
これらを参考にして、少しでも記事として取り上げられやすいプレスリリースを作成して、発信することをお勧めします。